おまえが錬金釜になるんだよ!5~ドラクエビルダーズプレイ日記~

けーこ不在で発展したメルキド

かな「ごめん、けーこいない間に色々進めたで」

けーこ「いいよ、けーこ茶々入れするだけだもん」

高確率で写真撮るの忘れてる、ナザトの記録係です。

というわけで、私のいない間に、旅の扉・赤の先にあった砂漠編は終わったそうです!

かなの私への報告も兼ねたプレイ日記はこちら! 【DQビルダーズ プレイ日記4】おおきづちが万能すぎるRPG~小麦も刈るよ!~

ピラミッド探検したり、鍛冶屋の加入で金物が作れるようになったり、吟遊詩人のショーターが加入したり。

街の北側に、口から火を吹くガーゴイル像が設置されてたのにはビビりましたけど!

けーこ「何あれ?!」

かな「侵入者用の罠。私が完璧な配置して『俺の考えた最強の城塞都市!』ってドヤってたのに、その後ちょい違うだけの設計図をロロンドに渡されて作り直しになったの、キレるかと思った」

マジで、街の壁の上から眺めてるだけで、モンスターがやってきては、「石の守り」のまきびしとガーゴイルの火にやられて自滅していくという、ものすごい構図が出来上がっていた……!

城塞都市の名にふさわしいぜ……!

IMG_0637[1]

不穏の芽

さて、旅の扉・緑を手に入れた我々は、新天地へ旅立つ前に、ちょっと街の人たちに居心地を聞いてみることに。

ロッシ「あんまり派手なことすると、竜王軍に目を付けられるぜ……。ちょっとこの街を大きくしすぎなんじゃねえか? 既にモンスターの軍勢が何度も襲ってきてるし……。あんまりロロンドのおっさんにそそのかされて、派手な動きはしねえことだ」

ロロンド「ロッシは文句と暗い話ばかりしおって! 我々はこれからこの地に、住みよい街を築こうというのだ! それが嫌なら出て行けばいいものを!」

けーこ「これは……」

かな「まあ、人が集まって、暮らしに余裕が出ると、こうなるよね」

新加入のチェリコちゃん(ピリン以来の女の子!)も、このメルキドの雰囲気は察したようです。

チェリコ「暖かくて、安心する場所だね、ここは。だけど、なんかギスギスしてるっていうか……。まあ、新参者のあたしが言うことでもないけど」

いざ、新天地!

吟遊詩人のショーターから、まほうのたまを作ろうというお話が。

ショーター「ひとから聞いて知った、まほうのたまの作り方をお教えしましょう」

けーこ「何のアイテムだろうね?」

(レシピ見る)

かな「爆薬じゃねーか」

防御一辺倒では、城塞都市の名を守り抜けないのだ……戦とは虚しいものである。

新天地である、たびのとびら・緑へ!

また風変わりな荒野が広がっていると思ったら、特別イベントや特殊なアイテムがあるわけではなく。何だここと思っていたら、ドラクエのトラウマモンスターその1が転がっていました。

かな「ばくだんいわだー!」

けーこ「これ、メガンテすんの?」

ばくだんいわといえば、さっさと倒してしまわないと自己犠牲呪文(自爆)することで有名なモンスターです。メガンテの威力結構強いから、こっちのレベル低いと、平気で全滅するからな。

けーこ「3ターンで倒さないと自爆するのは、ボム(FF)か」

かな「知らん! 覚えてない! さっさと倒すに限る!」

必死で殴りつけるかな。

しかし、HP半分ほど削ったところで、突如鳴り出す不穏なピロピロ音

かな「やばいやばい、これ絶対カウントダウンじゃん!」

けーこ「紫の煙出てるぅ!」

かな「退却だ!!!!」

倒すのは諦めて遠巻きに見守ることに。

十分な間を空けて、ばくだんいわはメガンテを唱えました。

周囲の地面が削れて土ブロックが散乱……。

しばし黙り込む我々。

かな「ばくだんいわはスルーだ」

けーこ「おk」

かな「幸い、攻撃しなければ反撃したり追ってきたりしない。スルー安定だ」

けーこ「おk」

というわけで、ばくだんいわさんを無視して探検を開始。

  • 採掘できない謎の鉱石発見
  • 崖の上にはメイジキメラ。こいつ、ホイミするぞ!
  • ↑だが、落とすのはキメラのつばさ……しけてんな
  • 多めに明かりを作っておいて、洞窟や迷いそうな場所には目印に明かりを設置する、かな

奥の方へ進むと、はなしのできるスライムが一匹。どうも他のモンスターにいじめられているらしい。さっさといじめっ子どもをけちょんけちょんにやっつけることに。

スラタン:ありがとう! 人間のことがもっと好きになったよ! 凛々しいお顔だね……! えっ僕と友達になってくれるの?

かな「人間(ロッシ)にはアホ面って言われるし、モンスターには凛々しいって言われるし」

けーこ「友達になるのはちょっと変わったタイプばっかだし……ナザトみが加速して参りました」

IMG_0636[1]

スラタンはメルキドに住むことになりました。

あんなにギスギスしてて、モンスターの襲来に敏感なロッシもいるのに、スラタン住んで大丈夫なのかね……?

しかしそれ以外に特に何も収穫は無し。

かな「そこまで新素材もないし、イベントらしいものもないし、何だ??」

けーこ「みんなに話聞いてみる? あっ、ショーターからまほうのたま依頼されてたよね!」

ショーター「まほうのたまの素材は、ばくだんいわから取れる……」

かな「あいつ倒さなきゃいけねーのかよ!!」

メルキドの人たちとナザトの絆

ナザトの嫁ピリンちゃんが、久しぶりにおねだりしてきました。

ピリン「最後の戦いも近そうだね……。こんなことで不安は紛れないけど、薬草5個作ってほしいな」

薬草作るなんて朝飯前だぜ! と速攻で渡しに行ったら、喜ぶピリンちゃん。

ピリン「私2つ作っておいたの! これで7つだね! ナザトが持っててね」「だってナザト、いつも私たちのことばかりで、自分のことは後回しでしょう? 無理しないでね……」

けーこ「エンダアアアアアアア」

かな「女子力……嫁力?? 圧倒的嫁力なの??」

健気かよ……!

さて、ゴーレムがこの街を襲いにくるとか、最後の戦いとか、色々フラグのように言われるんですけど、全然ゴーレムが出てくる気配もなく。

合間合間にロッシに話を聞きに行くと、じいちゃんが城砦に住んでたロッシ君はちょいちょい情報教えてくれました。

ロッシ君のありがたいお話

「その昔、メルキドの守り神として、ゴーレムは存在した。しかし、そのゴーレムがメルキドの人間を滅ぼしたと言われている。なぜそうなったのか? 答えは簡単、メルキドという街にとっての害悪は人間だと、ゴーレムに判断されてしまったからだ。モンスターや竜王の魔の手を逃れて城砦に立てこもった人間たちは、食料や快適な生活のために、人間同士で醜く争い始めたんだ。ゴーレムには、『メルキド』って場所を滅ぼすのは人間だって映ったんだろうな……」

かな「ドラクエって、こういう、人間の醜い面とかぶっこんでくるの得意だよな……」

けーこ「レオナ姫がいればこんなことにはならなかったのに……!」

※ドラクエの派生漫画「ダイの大冒険」に出てくるレオナ姫は、メルキドの人たちのようにモンスターから逃れた先の砦内で、食料争いを始めた自国民を見て、その食料を叩き捨てて、「仲間で醜く争うくらいなら、人として飢えて死にましょう!」とかましてくれる姫さんです。

ロッシ「だからゴーレムは、またここに人が住み始めたとわかったら、襲ってくるだろうよ。城砦の二の舞は怖すぎる」

ナザト「じゃあ、君はどうしてここから逃げなかったの?」

ロッシ「……俺はここでみんなに出会って、人と暮らすのが楽しいんだって知っちまったんだ」

ここで渾身のデレ!!!!

ロッシ「頼むよナザト、俺たちの街を守ってくれよ……!」

当り前だ!!!!!!

ロッシが目立つような派手な街づくりするなとか、昔のメルキドを蘇らせるようなメルキド録に沿った街づくりはどうなんだとか、文句ばっかり言ってたのは、そういうことだったんだ……。

誰かと一緒に料理をして温かい食卓を囲んだり、誰かのやったことに愚痴を言ったり、誰かと喧嘩したり、そういうことがひっそりとでもできる日常を守りたかったんだ……。

かな「ピリンのためとか言って、ケッパー見かけたこと話してくれたのも、ひとえにこの街で楽しく過ごす人がもっと増えてほしいなって、ロッシのそういう願いが含まれてたのかもね」

けーこ(涙で言葉が出ない)

ゴーレム戦に備えて

さて、ゴーレムは来なくても、竜王軍は来る。

普通の敵は全然いいんですが、おおきづちに来られると、壁に思い切り穴あけられて辛いことに。

しかも戦闘後は、門の前に火を吹く石像があるせいで、補修しながら自分で火を喰らって、補修作業が命がけ!(笑)

ロッシとピリンは街の中で逃げ惑うだけなんですが、ロロンドとケッパーは剣を片手に勇ましく敵に向かっていってくれます。頼もしい。

ロロンドが果敢に敵に向かっていって、HPゲージがみるみる減ったこともあります。

ロロンド死ぬ前にどうにか戦闘に勝ったけど、あれ死んでたらどうなるんだろう……?

かな「ドラクエ名物、『さくせん』ほしい……! ロロンドとケッパーは『いのちだいじに』してほしい!」

けーこ「勇者じゃねーから使えねーのよ」

かな「 そ れ な 」

さて、ゴーレム戦に備えて、まほうのたまとメルキドシールドを創れと、ロロンドさんからアドバイスをもらいました。

メルキドシールドはでっかい柵みたいなやつです。防御用の壁?

  1. メルキドシールド創るために、砂漠をうろついてるゴーレム(メルキドの守り神ではない)を狩る必要があります。
  2. しかし、このゴーレムを狩るためには、まほうのたまが必須です(通常攻撃効かない)。
  3. まほうのたまを創るには、ばくだんいわが必要です。

狩りのために狩りに行く!!

詩人ショーター「あなたの勇姿には感動させられます。黙々と街を創り、粛々と魔物を倒す……」

かな「黙々と街を創りwww」

けーこ「粛々と魔物を倒すwww」

ゴーレム戦のために武器防具を創りながら、同時進行で街も強化。

ちょっと壁を強いやつにしたりしていたら。

かな「あっ!」

けーこ「ん?」

かな「待って、ブロック置きたかったのに、まほうのたま置いた!!」

けーこ「あwww」

爆発。あえなく街の一角を自らの手で破壊。

誤設置による街爆破っらぃ……。

かな「破壊と創造の神、ビルダー……」

けーこ「深いな」

かな「深いのは業だよ」

いざ、最終決戦!

ゴーレム戦に挑む前、ロロンドに話しかけると、こんな言葉が。

ロロンド「ロッシの言葉を聞いておったよ……。あやつもわしと同じ、街を大切に思っていたのだな……。我々の街を守ろう、ナザト!」

廃墟のような更地から、ブロックを積み上げ、人を集め、彼らの望む「街」を実現するため、東奔西走した日々。

それに賛同し、共に手を取り、助け合い支え合い、ここまで一緒に走ってきたメルキドの人々。

ずっと憧れていた「誰かと暮らす日々」に、うまくいかず、衝突する現実も乗り越えて、再度発展したメルキド。

あとは、この地の平穏を守り抜くだけだ。

あとは、この街の平穏を守り抜くだけだ。

私たちの街を、守り抜くだけだ!

かな「納得の感動……」

けーこ(涙で言葉にならない)

いざ、ゴーレム戦!

一応ゴーレム戦のポイントなど書いておきます!

  • 基本は右下に指示が出るので、やらなきゃいけないことはそこに書いてある
  • 岩投げられる:メルキドシールドで防ぐ
  • 怒ってぐるぐる回られる:メルキドシールドで止める
  • ゴーレムの目が回ってる:まほうのたまで爆破(0ダメ)
  • ゴーレムが膝つく:まほうのたま(ようやくダメージ入る!)

IMG_0638[1]

まほうのたまの扱いがやたらうまいかなちゃんに、ポイントを聞きました。

かな「ボンバーマン好きだったもん」

けーこ「ボンバーマンは、よく自滅しました!!」

かな「嘘だろwww」

あ、あと、メルキドの領地(マップのフィールドとの境界がある)の外に設置したものは、全て消えます!!

メルキドの街をぐるっと囲むようにメルキドシールド設置してドヤ顔で挑んだのに、全部水の泡でした!!

戦いは終わった

IMG_0639[1]

かな「何かピザ落ちてるで」

ナザト「いにしえのメダルを手に入れた!」

ルビス「旗の上に古のメダルを掲げるのです」

けーこ「ピザを旗の上に」

というわけで、どうにかこうにかうまく戦いを終え、被害はキッチンのみに留める!! 善戦したんじゃないですか?!

IMG_0640[1]

ゴーレム戦の後は、旗にメダル掲げる前にみんなに話を聞くことをおススメします。

ロッシ「だから、ゴーレムに狙われるようなことすんなって言ったんだ……。ハハ……、ひでえ有様だな。また創るしかねえじゃねーか、俺たちの街をさ!」

スラタン「みんなはわからなかっただろうけど、僕、聞いちゃったんだ。ゴーレムが倒れる前、言ってたよ。みんなで幸せに暮らしてほしいって……」

ショーター「メルキドを守るために人間に創られたゴーレムが、人間の手で倒されるとは皮肉な……。しかし、いつの日か、ゴーレムをまた創れる日もきっと。その時は、ゴーレムと共に街を守りましょう」

かな「ゴーレム……」

ドラクエはほんと、こういう、プレイヤーにしかわからない実情とか、主人公と一部しか知らない公にされなかった誰かの物語を入れてくるのが、愛される魅力のひとつですよね。

さて、メダルを掲げると、空の闇が晴れました……!

IMG_0644[1]

すごいエフェクトでぶわーって光が広がったので、とても気分は盛り上がったんですが。

かな「前から(空の色)こうじゃなかった?」

けーこ「メルキドって別に暗いイメージ無いよね」

元々、メルキドの街の跡地がひでえ具合だっただけで、のどかな草原広がってましたけども。

そして、ドラクエでよくある、事件後の暗転&白文字での情景描写!

「その晩、ナザトの活躍をたたえて宴が行われた……」みたいなやつです。

ロッシとロロンドさんが仲良く肩組んでお酒飲んでたみたいな描写があって、思わず涙ぐみました。

「そして、夜が明けた……」

かな「てれてれてってってー」

(いつものビルダーズの就寝時のSE)

けーこ「何でや!! ここはお約束の就寝SEにしとけよ!!」

新たな旅立ち

夜が明けると、街のBGMが変わってました! ドラクエの街のBGMだー!

ロロンド「この街の町長は、ロッシに頼もうかと思ってな」

可愛い! ロロンドとロッシが仲良くなってるの嬉しいし、危機管理ができるロッシを町長に据えたいロロンド素敵だ!

メルキドは良い街になるぞ……!

夜の間に、東の岩山に光があったとロロンドさんが教えてくれました。

ロロンド迎えに行った時に見た、謎の祭壇の方角のようです。

かな「あ~~……、これやだなあ~……。絶対次の場所行くフラグじゃん……」

けーこ「ある程度その街の事件を片付けたら、次の土地へ……次の土地へ向かう主人公に別れ……」

かな「キーファの話はやめろ(DQ7)」

ゲーム開始の時点で、「第一章:メルキド編」って出てたから、第二章は別の街なんですよ知ってた。

メルキドのみんなは平穏な生活を喜びながら、これからも昨日と変わらない日々が続いていくと思っている。

収納箱に入れておいた料理を持ったナザトが、日の出と共にどこかに出かけていって、キメラの翼で空から帰ってきて、黙々と街を拡張して、新しい食材を台所に置いて、また知らない間にふらっとどこかへ出かけていく、そんな日々が。

しかしもうきっと、死にそうにボロボロになって慌ててキメラのつばさで逃げ帰ってくるナザトも、ドヤ顔で新素材を持ち帰るナザトも、みんなの寝静まった深夜にこっそり帰ってくるナザトも、メルキドの人たちが見かけることは無いのだ……。

足取り重く、メルキドを離れて光の下へ向かうナザト。

IMG_0646[1]

光の伸びる祭壇の前で、久しぶりにうちの社長ルビスさんが話しかけてくる。

ルビス「その光に入ったら、もうこの地には戻ってこれません

けーこ「強制異動、いや島流しである」

ルビス「これから行く場所では、あなたがこの地で得た力は使えないでしょう

かな「は?!?! 明日からいきなり別部署に異動で、培ってきたスキル無力みたいなやつやん?!」

ルビス「持ち物も失います」

けーこ「ブラック企業だー!!」

酷すぎるぜ、有限会社ルビス。

まあ行かないと話が進まないので、大人しく光に入ろうとするナザト。

そこで、後ろから声をかけられる。

ロロンド「ナザト……!」

お見送りおまえかよ!!

ロロンド「ビルダーとしての使命があることも知っている。この地以外にも、絶望に包まれた土地があることはわかっている。しかし、しかしどうかこの地にとどまって……」

しばしの間。

ロロンド「……いや、やはりやめよう。気を付けて行けよ、ナザト!」

けーこ「うわああああうわああああああ」

かな「ロロンドさんだから言えた言葉だよなあ……」

つらい、めっちゃつらい、メルキドを離れるのは身を切られるようにつらい!!

ケッパーが見回りする街の中を、ピリンの作ってくれた服を着て、ロッシの作ってくれたご飯を食べて、ロロンドの長い話聞いて、スラタンと遊んで、ショーターと語らって、チェリコにからかわれたりしたいよ、ナザトだって!!

ロロンド「忘れるところだった。ピリンがこれだけは渡してくれと、預かってきたのだ

……これ、メルキドのみんな、ナザトが行くのわかってて、黙って送り出してくれたってことだよな……。

宴の後に、ナザトが寝ちゃった後に光を見たみんなが、ナザトが出て行く可能性についてわいわい騒いだりしたのかな……。

行ってほしくないって騒ぐみんなの言い分を黙って酒飲みながら聞いてたロッシが、口々に言い合うみんなを一喝して、「俺たちはみんな、こいつに救われたんじゃなかったのか! 世界には、俺たちみたいに、誰かに救われるのを待ってる奴が、ごまんといるんだ! そいつらのことは、ナザトしか救ってやれねえんだよ! 黙って行かせてやれ!」って言ったりしたのかな……!

「いつもみたいに、何でもない顔してふらっと出かけて、何でもない顔してふらっと帰ってくるさ。それが、何十年後の話かはわかんねえけど、またこいつが帰ってくる時まで、こいつが救った街を、守り抜いていくのが、俺たちの使命なんじゃねえのか」ってロッシの演説聞いて、ロロンドが町長はロッシだなって思ったんだよきっと……!

~妄想終了~

ロロンドさんに手渡されたのは、モモガキ。

まだ一部屋しかないようなメルキドで、まだ2人きりのメルキドで、おなかをすかせたピリンに初めてあげたもの。

ロロンド「持っていけるかどうかわからんが」

かな「絶対持って行きたいな……次の土地行ったら、アイテム欄一番に見よう」

けーこ(涙で言葉が出ない)

こうして、ナザトはメルキドを後にしました。

次の土地ヘは何も持って行けない不安を抱えながら、救うべき誰かに、また手を差し伸べる決意を胸に。

かな「ナザトはさ、きっとこれから先、辛いときはメルキドを思い出すよ」

メルキド編、堂々完結!!!

書きながら思い返して思ったこと

あの別れのシーンでさあ! ドラクエお得意の選択肢を出したっていいんですよ!

ロロンドさんが、行かないでくれって、メルキドを守っていこうっていう言葉に、

  • はい
  • いいえ

で答える形式にしてもいいんですよ!

でもさ、このビルダーズは元々、竜王の「わしの部下になったら世界の半分をやろう」で主人公が「はい」を選んでしまった世界なんですよ!!

だからビルダーズの主人公は、誰かの問いかけに、はいいいえで答えられない!!

それができるのは勇者だけだから!!

それをしてしまえるのは勇者だけだから!!

それをすれば、この世界をめちゃくちゃにした原因ともいえる勇者と同じ存在になりえてしまうから!!!!

主人公は勇者じゃないって念押されてるから!!!

ビルダーズ作ったスタッフのこだわりを感じる!!!!!!

次回予告

いざ、新章へ!

新たな地へ向かったナザトを待っていたのは、毒の沼地広がり、病に冒されて生きる希望を失くした人々だった……!

防衛戦に成功する度にもらえるいのちのきのみで最大HPを上げてきたナザトだが、新たな地ではHPが初期化!

持ち物も装備も初期化されたナザトが、悲哀と絶望に包まれる毒の大地に、希望の旗を打ち立てる!

現れる第一村人のシスター!

街にかつぎこまれる病人の数々!

状態異常攻撃をしてくるモンスターたち!

「病の人を救いたい」と訴えるシスターの言葉に応え、ナザトはものを創る力で、薬を創ることに挑戦する……!

次回、毒と病の大地・リムルダール!絶望を払う薬を創りだせ!

かな「いや、まずは生活安定させるのに必死なんですが」