昔からファンタジーや漫画では、「何かが潜んでいるもの」「普通では見られないものを見るもの」のモチーフとして、鏡が使われてきました。
未来や過去を映したり、自分の内面を映したり、何かが封印されていたり。
現実的なことを言うと、「今の自分が周りからどう見えるか」を映してくれます。
この鏡、メイクや自分の顔を見極めるために存外重要なんですが、後回し&ないがしろにされがちです。
というわけで、今日は美容の相棒・鏡について!
1.理想的な鏡の置き場所はどこ?
日頃、フィギュアを飾る場所や、よく読むコミックの場所、PCとコンセントの位置関係には頭をフル回転させますよね。
でも、メイクするための鏡のベストポジションって、考えたことないでしょう?
鏡のベスポジの条件は以下2つ!
- 光源との位置関係
- 高さ
まず光の加減ですね。
鏡をのぞきこむ自分の後ろから電気や窓があると、自分の前(手元、鏡)が暗くなるのはわかりますよね。
じゃあ電気の真下ならと思うでしょうが、上から照らされると、凹凸のある人間の顔は色んな影がたくさんできます。
左右どちらかの片側から照らされる形だと、左右でバランスを取るメイクをするのに、かなり苦労するので、これも駄目。
ではどこがいいのか?
自分や鏡の前方(斜め上)に、電気・窓があるのがベスト!
写真撮るのと一緒です。
自分の顔が被写体で、鏡はカメラです。
それから、高さもかなり重要。
皆さん手鏡・ファンデの鏡等あれば、それを膝の上に置いて、上から鏡をのぞきこんでください。
それがあなたの5年後の顔です。
逆に、自分の上に鏡を持ち上げて、それを見上げてみてください。
それがあなたの5年前の顔です。
うつむくと色んなところに影ができて疲れて見える上、重力に従って顔の肉が下に落ちるので、たるんで老けて見えるんです。
ということは、ちょっと低い位置に鏡を置いて、それをのぞきこむようにしてメイクするなんて、言語道断!
朝からテンション下がる! 鏡を見て、自分の顔を見て、欝々とした気分になってしまう!
よく洋画に出てくる立派なお屋敷って、廊下に豪華なアンティーク調の鏡飾ってあったりしません?
しかも、大人が立って前に立った時に、顔が映るくらいの高さに。
お母さんが嫁入り道具で持ってる鏡台って、馬鹿みたいに鏡でかいけど、椅子に座って鏡と向き合ったら、胸から上全てがちゃんと映るくらい縦長ですよね。
折り畳みやスタンド式の鏡を机の上に置いて、背中丸めて猫背にして、一生懸命細かいメイクをするのは、理想的なやり方とは言えないのだ!
下にティッシュ箱でもAmazonの箱でも置いて、高さを調節してください。
2.顔を綺麗にするための鏡も綺麗に
ぶっちゃけ、鏡拭いてます?
毎日ちょこちょこっと15分くらい使うものだから、使い終わったらたたんで仕舞ってはい終わり! にしてませんか?
鏡は良いものにとっても悪いものにとっても、道しるべの役割をしています。
古い鏡はお守り代わりになりますし、玄関先に鏡を置くと、外から悪いものを招き入れるから良くないって言いますよね。
汚れた鏡に映ったあなたにも、悪いものに苛まれるかもしれません。
是非鏡はこまめに拭きましょう。
というのは考え方の話なんですけど、理論的に言うと、汚れている鏡って光をうまく取り込めずに、正確にあなたを映してくれない、というのが一番の理由です。
どうぞあなたの今をきちんと映すために、鏡は綺麗にしてください。
大好きな相棒・バディ・コンビたちだって、お互いへの敬意と信頼が第一!
メイクの相棒にも敬意を払いましょう。
普段あまり気に掛けない鏡の扱い、ちょっと見直してみましょう。