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生まれて初めて化粧をする人、化粧し慣れていない人に捧げる、メイクの心構え3つ

3月に入ったので、新大学生や、新社会人、就活生など、新たな門出に立った方が多いかと思います! おめでとうございます!

職業柄、この時期になるとすごく不安そうにお化粧品の相談に来る方を、大勢お見かけします。

なので、少しでも気持ちが軽くなるように、初めて化粧をする人、化粧し慣れてない人に向けて、心構え的なものを書いておこうかと思います。

noteに無料で全く同じ文章書いてますが、一応ブログにも。

1.化粧は武装である

ブログのはじめにも書いてますが、化粧は武器であり、防具です。

  • どこかへ出かける自分が、恥ずかしくないように。
  • 誰かと会う自分が、気後れしないように。
  • それから、がんばってる自分に自信が持てるように。

メイクは、社会に出たらマナーとして必要になるのに、義務教育中は禁止されています。

確実に誰かが正しいメイクを教えてくれるわけでもないのに、上手に正しく理解してないと、馬鹿にされたり笑われたりする空気も、場所によってはあります。

そういう経緯で、化粧を嫌いになってしまった人をたくさん見てきました。

でも、化粧品カウンターに立って、色んな化粧の提案をさせて頂いてる私に言わせれば、化粧は武装のひとつです。

強い防具を持ってたら、勇気出して怖いダンジョンへ進めますよね。

強い武器持ってたら、ちょっと強い敵にも挑めますよね。

親戚一同の前で見栄張りたい時、キレイな友達の隣に並ぶ時、推しのライブやイベントに行く時とか、役所や商談に行く舐められたくない時も。

ばっちりキメたり、可愛く装ったり、キレイに整えたりして、どこへ行くにも気後れすることなく、堂々と顔上げて出かけられるようにするためのものが、メイクです。

それから、新しい村や町に着いたら、新しい装備を新調するじゃないですか。

新しいアップデート&実装きたら、イベントガチャ引いて強いメンバー揃えたいでしょ?

だから、生活や環境が変わると、メイク始めるようになったり、その場に合ったメイクをしたりするんですよ。

とっても面倒くさくて、理不尽で、嫌なものだって決めつけられがちなメイクですけど、そんなことないんですよ。

慣れるまでは、小難しくて、自分に合ってるかわからなくて、手間がかかるものだけど(笑)

でも、上手く扱えれば、最強の武器で、最高の防具になります。

自分に自信が持てるようにするためにも、楽しんでやってほしいです。

 

2.初めては誰にでもある

生まれて初めて文字を書いた日を覚えていますか?

私は自分の名前を書いたんですけど、横書きしたくせに右から左へ向かって書いてしまって、母に笑われました(ちゃんと褒めてはくれたけど!)

人間だれしも、何かを始める時は、一回目があります。

ミステリーのクローズドサークル内の生死をかけたデスゲームじゃあるまいし、ここで失敗したら終わりなんてことはありません。

化粧はミスしてもいいんです。

生まれて初めてメイクしようとして、それが上手にできる自信がなくて、誰かに笑われるのが怖いなら、出かける用事が無い日に一回目をしてみたらいいんです。

家族にメイクを見られたくないなら、二時間くらいお風呂場貸し切って、メイク出来上がったらすぐに化粧落としてお風呂入ったらいいんです。(スマホで仕上がりを撮っておいたら、あとあと比較参考にできるかもしれないから、写真くらい撮ってもいいかも)

逆に、頼れる優しい先輩がいるなら、ひとりぼっちで心細いまま一回目をしなくたって、教えてもらいながら挑戦したらいいんです。

初めては誰にでもあります。

そりゃ、上手にできればそれに越したことはないけど、少々眉が変な形になったって、口紅はみ出したって、大目に見てあげて!

初めてメイクを最後までやり切った自分を、許して認めて褒めてあげてください。

  • 必要に迫られて
  • 周りに流されて
  • 自分から興味を持って

メイクを始めるきっかけは人それぞれだと思うけど、まずは生まれて初めてのことに挑戦する自分を大事にしてあげてください。

愛が籠もってるならまだしも、自分の挑戦を馬鹿にして笑うような奴には、メイクした顔見せなくたっていいんだからね。

初めては下手でもいいんだよ。

むしろ、未踏のジャンルに踏み込んだことが偉い!

 

3.習うより慣れろ

ぶっちゃけ、化粧は慣れです。

やったことないゲームを初見でさくさくクリアできるのは、一部の人だけです。

初めて乗った自転車を、転ばずにすいすい乗れる人はいません。

いくらメイク本を読んでも、アイテムを一式そろえても、やってみないことにはわからないことばかりです。

特に、神様は世の中の神絵師よりすごくて、全人類同じ顔にならないように描き分けてるから、人の顔のつくりは千差万別。

目の位置も大きさも、眉の形も長さも、唇の厚さも顔の丸みも、誰一人同じってことはないです。

だから、すごく酷いことを言うけど、世に出回ってるハウツーで、自分に100%合致する「このメイク(手順、使用アイテム、使用量)の通りにやれば絶対に上手くいく」方法は、無い。

基本的には、どこかで絶対、少々の調整が必要になってきます。

  • 私の目はこのくらいのアイシャドウじゃぱっちり見えないな
  • 私の肌にはもっと多めに塗らなきゃ駄目だな

みたいな、自分用にカスタマイズする微調整が。

もうこれには、慣れや経験が必要です。

ハウツー本の通りやってもしっくりこないのが、自分の肌に合ってないせいなのか、自分には量が多いのか少ないのか、単純に技術不足でできてないのか。その判断を下すには、ある程度自分の顔を把握しておかなきゃいけないから。

攻略サイトに書いてくれてるボスの攻略法読んでも、実際プレイして挑んでみないとわからない。

もしかしたら、自分のプレイの癖的にはその攻略法は難しいかもしれない。

それで何度か挑んでみたら、敵の行動パターンがわかって、自分に何が足りないのか(防御力? 武器の火力? 見落としてる仕掛けがある?)見えてくるものです。

自分の顔にはどんなメイクがいいのか、こないだ見かけたメイク法で上手くいくのか、試してみないとわからないし、逆に試せば良いところ悪いところが見えてきます。

じゃんじゃんメイクしましょう。

できる限り、経験を積んで、練習してください。

感覚的にでも、こうやった方が上手くいく、みたいなのが身についてきて、自分の顔や癖がわかるようになってきますから。

 

誰かメイクの得意な人や、化粧品カウンターの美容部員のお姉さんやに相談して、「自分のための方法」を確立できれば、100%自分用の方法もゲットできることもあるでしょう。

でも、その相談をするためには、やっぱり自分の顔や悩みや、どういう方法なら大丈夫でどういう方法なら駄目だったのかとか、経験が必要な時があります。

ただ漠然と、「新作ゲームってどうやってクリアするの?」って質問するより、「この仕掛けは解いて、この武器は手に入れたんだけど、次どうすればいいの?」って質問した方が、相手も的確な返事をしてくれますからね。

そう考えると、2のことも併せてだけど、運命の日、メイクした顔をお披露目する日より前から、練習を重ねておいた方がいいです。

やってるうちに見えてくる、なんて、非効率的で泥臭いのは嫌だと思う人もいるかもしれないけど、自分の顔、癖、肌の性質を、一番理解して上手く扱っていくのは自分だけだからね。

一生専属メーキャップアーティストが付いてくれるならいいけど、そうではないから。ある程度積み重ねも必要。

前に感銘を受けたのは、こちらの記事。

妄想が大事な話【成人式メイクの思い出話】

自分のこと考えて、自分のキレイを叶えてあげられるのは、自分が一番です。

まずは「自分のメイクした顔」や、「自分の顔へのメイクの仕方」に慣れていきましょう。

それに、(たまに休み休みにはなるだろうけど)この先何十年と付き合っていく事柄だろうから、最初にレベル上げして慣れちゃった方が、後々楽ですよ。

 

長々と書きましたが、メイクは上手く自分の武器にできます!

自分の装いのこと気にせず、素直に楽しんだり、挑んだり、顔上げて悠々と過ごすために、役立てられます。

是非楽しんで、武器防具をそろえて自信持って、色んなところに出かけてください。

初心者さん向けの記事いくつか書いてるので、「初心者さん向け」カテゴリのやつとか、ブログメニューにある「初心者さん向け記事8選」とか、参考にしてください。

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