足湯に命救われた話

夏頃から仕事で色々あって、最低最悪レベルに体調を崩しました。

結論からいうと、大事なかったです。大丈夫です。

そして、足湯に命を救われたので、みんなたまにはシャワーじゃなくて湯に浸かろうね!という話をします。が、長い上にしんどかった時期の話なので、ご自身のメンタルと相談して読み進めてください。

湯船にお湯張れる人は是非全身浸かって~!


当時はメンタルにきてたようで、呼吸困難気味になったり眩暈がしたり食事が全然とれなかったりして、もうまともに化粧する気力もなく、マスクであることをいいことにどんどん化粧もできない生活になっていきました。

病は気からとはよくいったもので、一度「これは大病なのでは……?」と脳裏をよぎるともうどうしようもなく、自覚症状でググったり、生命保険の検討を始めたり、「死んだら……家族に遺してあげられるもの何もねーな……」などと夜中の3時まで思いつめ、そんな生活で気力が回復するわけもなく、また出勤時間にはアイブロウを握るのがやっと、みたいな生活をしていました。

医者に触診されて「まだ若いから何もないよ!はい帰って」などと言われても全く納得せず、「いやでも若くして死んだ人の話とかよく聞くし、医者だって全能ではないから大病の兆候見逃してるのでは……?」などと余計なことを考える始末。

冷静に考えると、年取って死ぬ人はまあそれなりにいるので、若くして病死した人の話の方がセンセーショナルに伝わって耳に届きやすいだけの話なんですよね。自覚症状でググってる暇があるなら「この症状があって不安なので必要そうな検査してください」と病院に頼めよって感じなんですけど、愚かな私はその後ちょっと症状が深刻化してからじゃないと「検査お願いします」と言い出せませんでした。

普段好き放題もの言ってるのに、いざとなると言葉が喉で詰まるもんだなあ。

で、結局検査で何もなしとわかった後も、まあ当然のように職場環境は何も改善しませんでした。どうにか毎日爆撃の中地雷原の隙間を縫って仕事を終えて、さっさと帰るみたいな生活をしていたんです。

何とか2020年、ぼーっとする頭で道路にふらふら出てったりせずに済んだな……と安堵した年明け、一緒に友人とyoutubeを観ていたときのことです。

静かな生活音の中、外国の街並みや暮らしを紹介してくれている動画で、友人とだらだらたまに感想を言いながら同時視聴していました。

寒い国の動画だったので、動画内で「足湯をします」と紹介が始まりました。

100均でも買えるようなプラ(?)のバスケットにお湯を注いで、足をずぼっと入れて足湯を楽しんでいました。

友人が「足湯いいな〜今度やろうか」とぼんやり言ったのが、今でも強烈に記憶に焼き付いています。

(プラのバスケットこんなやつ↓)


友人とはたまに思い出したような頻度で温泉に行く仲なのですが、このご時世気軽にそれができるわけもなく、なんか物足りないなあと思っていたことを強く意識し始めました。

一念発起したというよりはそれをすることが自然と言わんばかりに、同時視聴から数日経たずに100均に寄り、プラのバスケットを探しました。

売り場で見るとそうでもないのに、家の中に置くとものすごく存在を主張するバスケット。お湯を張って足を入れるしか用事がないのに、こんなに場所を取るバスケット。

友人にバスケット買ってきた、と連絡すると、本人は今度やろうと言ったことなんて忘れていたらしく、笑われました。

けれど、私の突飛な行動に軽率に付き合ってくれる彼女は、「じゃあ一緒に足湯しよう」と言ってくれたんです。

ポットで沸かしたお湯をそばに置いて、継ぎ足し継ぎ足ししながら、友人とどうでもいい雑談を交えつつ、ソシャゲをしたり、積んでた小説を読んだりして、足をお湯につける日々が始まりました。

全身温まるわけじゃないけど、冷えて沈んだ色をしていた足に血色が戻っていくのが何だか嬉しい。足湯の間は動けないからと、無理にがんばって用事をすることなく、ゆっくりする時間を強制的に取れるのがありがたい。足がお湯から出て外気に触れ、水気を拭き取った後の、何とも言えない清涼感に、考えていたよりも癒されました。

そして、足湯をするとリラックスできるのか、布団に入って電気を消した瞬間に、朝が来ました。これはガチ。

なかなか毎日する気力もなく、飛び飛びではありますが、それなりに続いています。

そして足湯をするようになって一週間ほど経った頃、突然思い立ちました。

――そうだ、アイライン買おう。

ずっとジプシーしていた間に、化粧をする気力も失ってしまって、化粧ポーチからなくなってしまっていたアイライン。

100均に寄って、アイラインを一本買いました。細くてチープなアイラインペンシル。

私はアイラインを描くのが大好きです。元々目は結構ぱっちりして大きい方なのですが、がっつりアイラインを描き足して、マスカラでばちばちにした自分の目がとても好きです。強そうなので。

だというのに、アイラインが引けなくなってたんです。

ようやく久しぶりに握れたアイラインの頼りなさげな細さに、ちょっと笑ってしまいました。

そうか、私こんな細いアイラインしか手に取れないほど弱ってんのか。

久しぶりにアイライン引いた自分の目、めちゃ強そうで、大変好ましいな……という気持ちでまじまじ眺めました。

アイラインを引いたら、チークもマスカラもしたくなってきて、物凄く久しぶりにちゃんとしたメイクをしました。

あ、自分の顔だ、とようやく思えました。おかえり、という気持ちでした。

食欲などはちょっと不安定なままですが、何とかメイクができるくらいまで回復して自分でも安心しています。

それから、足湯という楽しみが増えたことは純粋に嬉しいです。

なかなか毎日足湯の時間を取れるわけではないですが、一方で、のんびり本を読む時間、家事や用事を終わらせてもうあとは寝るだけにしてぼーっとする時間を強制的に作れるというのは、なかなかありがたいことです。

普段あんまりぼーっとする時間作らなさすぎだからな。

日照時間が少なかったり、体温が上がりづらい寒い地域では、かなり気分が落ち込んだり鬱っぽくなる人が多いという話を聞いたことがあります。

実際、寒い時期に食欲がなくなって全然体温が上がらない日々を過ごしていたので、足湯で体温やメンタルが安定してきたのかなあと思いつつ。

社会人なりたての頃なんかは、意識して湯船に浸かっていたんですが、それも最近全然できていなかったなと思い出しました。ブログ内の昔の記事でも、湯船浸かれって書いてるのにな!

というわけで、みんな足湯とか湯船浸かったりで心と体守ってね! というお話でした。

まだまだ急にぐっと気温下がったりする日があるみたいなので、みんなご自愛ください!