最初に言っておくけど、デジモンtri.3章「告白」、最高オブ最高だった。
ネタバレ全開で書くから、これから見に行く人なんかは自衛をお願いします。
- 未だ、子どもの頃のトラウマを乗り越えられないタケル
- 言うまでもなく、パタモン(エンジェモン)が死んでしまったあの体験が、タケルにとって心底辛いものだからです。
- タケルはあの日の恐怖を、未だに克服できずにいる。
- これを冒頭30分でやる製作スタッフ、頭おかしい(褒めてる)
- パタモンはタケルのトラウマを克服する形の「生還」はしませんでした。
- 大人としての驕りを身に付けた光子郎
- 「昔の光子郎はんは、知ることを楽しんでた。けど、今は苦しそうや」
- デジタルワールドが初期化されるため、デジモンたちもパートナーとの記憶をなくすということです。
- 「だから何もせず、忘れる? 何ができなかったじゃない。何をするかだよ」
- 次の物語がひたすら楽しみになる第3章
- 1章から3章までの中で、最高の出来だよ。
- くそ、こんなもの作ってくれてありがとうございます。号泣しました。
- 「デジタルゲート、オープン! 選ばれし子どもたち、出動!」
- 視聴しながら書きつけたメモ
未だ、子どもの頃のトラウマを乗り越えられないタケル
「経験則」なんて言葉があるように、人間は体験や経験から価値観を得ていくものです。
タケルの経験に基づいた一番の強烈な価値観は、「失った存在は簡単に戻らない」ことと、「大切な存在を失った時の苦しみは、筆舌に尽くしがたい」ことです。
言うまでもなく、パタモン(エンジェモン)が死んでしまったあの体験が、タケルにとって心底辛いものだからです。
タケルは、選ばれし子どもたちの中でも数少ない、パートナーデジモンを失ったことがある子です(唯一じゃないのは、一乗寺賢の存在があるからですが、タケル的にはあれはひとくくりにされたくないでしょう)
そしてその後、パタモンが少々の無理をして大丈夫だった経験は、確かホーリーエンジェモンに進化した後か何かに、進化を解いて「大丈夫だよ」とパタモンが笑ってくれたことくらいです。
ジョグレス進化はホークモンの助力もあるし、基本的には他のデジモンたちと力を合わせて敵を倒すパターンなので、パタモンが個人戦で敵をやっつけるシーンって、結構少ないんですよね。
パタモンが大怪我したけど平気だったとか、死にそうなところから生還して敵も打ち倒したとか、そういう成功体験が少ない。
そのせいか、あまりにも初回のトラウマが大きすぎるのか、タケルはパタモンを失うことを極度に恐れている節があります。
成長期デジモンはみんなかわいらしい姿が多いけど、パタモンは舌足らずな喋り方で、他より幼く見えるというのも、更に拍車をかけているのかもしれません。
タケルはあの日の恐怖を、未だに克服できずにいる。
そこに、今回のtri.の試練が立ちふさがります。
パタモンの感染。
感染すると、周りの声も聞こえなくなり、自制も利かなくなり、とにかく破壊行動をする。感染経路は不明。対処法も不明。
第2章で、感染したメイクーモンは、パートナーのめいちゃんの手を離れて、どこかへ消えてしまいました。
パタモンの感染を確認したタケルが一番に思い出したのは、めいちゃんの制止も聞かず、めいちゃんの下を飛び出して、どこか遠くへ去っていくメイクーモンの後ろ姿です。
「感染して暴れて攻撃してきたら、被害を出さないためにも倒さなければ」選ばれし子どもたちの共通認識に、タケルは顔色を変えます。
こうして、誰にも相談せず、黙っていることを即決するタケル。
タケルのこの誰にもできない「告白」、後半でタケルが唯一理解してあげられためいちゃんの「告白」が今回の大きなテーマです。
そしてタケルの異変を全て察して、何も無いふりをするパタモン。
唯一といっていいほど、パートナー間で隠し事も無し、結構派手なケンカもしたことのある、生と死の意味をお互い理解しているタケルとパタモンが、お互い隠し事をする。
結局、最早隠しきれないところまでいったパタモンは、その覚悟のほどをタケルに打ち明けます。
「僕が暴れたら、僕をやっつけてね」「僕のせいでみんなが悲しむのは、辛いよ」「大丈夫、僕にはタケルと出会った思い出があるもん。怖くないよ」「でも、タケルのことは悲しませちゃうね」
号泣するタケルに、いつかのあの日と同じ言葉をかけるパタモン。「泣かないで、タケル」
あの日と同じように返せないタケルの姿が切ないです。
これを冒頭30分でやる製作スタッフ、頭おかしい(褒めてる)
その後、紆余曲折を経て、感染しているメイクーモンと戦うことになったパタモン。危惧していたように、エンジェモンに進化したその身は感染しています。
そのバトルの結果はtri.全体の物語の転機になるんですが、単純に結果だけ言うと、
パタモンはタケルのトラウマを克服する形の「生還」はしませんでした。
tri.ではテーマの「大人になる」ことを=「パートナーデジモンに究極進化をさせられる」ことに上手く落とし込んでいます。
今回パタモンは究極進化を遂げなかったので、メタ的な読み方をすると、5章とか6章にもう一回パタモン究極進化のチャンスがきて、そこでタケルはトラウマを克服できるかもしれません。
でも、子どもの頃に経験してアイデンティティを形成しているような価値観って、そう簡単にひっくり返るものでしょうか?
思い出すと泣いてしまうほど辛いことじゃなくても、「失敗経験があって成功経験がないから、払拭できない考え方」って、人間誰しも抱えていると思います。
タケルはあれを拭い去れないまま、「大人になる」のかなあ、と、悲しくも厳しい現実をただ見守っていました。
拭い去るところまでいかなくても、パタモンが自分と離れてても安心できるくらいにはなったらいいね、タケル。
君が安心できる日まで、君たちの物語を追っかけさせてください。
大人としての驕りを身に付けた光子郎
一方で、今回メインで描かれていた光子郎は、随分としっかりしすぎました。
学生起業して、すごそうなPCとか機材部屋を持ち、オフィスを構え、一流の専門家です。
それは、血のつながらない両親が、色んな葛藤を乗り越えて、光子郎の趣味や好きなことに理解を示してくれて、光子郎のスタンスを励まし続けてくれたテントモンの影響でしょう。
しかし今回彼は、1人で抱え込んで無理をします。
ひとえに、情報やデータ関連のことは光子郎が詳しく、他メンバーではどうしようもないというところに起因しているんですが、その抱え込み方にテントモンが苦言を呈します。
「昔の光子郎はんは、知ることを楽しんでた。けど、今は苦しそうや」
感染デジモンの感染経路や対処法を調べるために、時間も情報も無いから、悠長なことは言ってられないと突っ撥ねる光子郎。
電子的な専門技術じゃなくても、多くの人に「知る楽しさ」の経験があるでしょう。
興味のある分野に詳しくなっていく楽しさ。新しい情報を手に入れるワクワク感。専門家になる自分に対する誇らしさ。
光子郎はそれを追求しながら「大人になっていく」うちに、専門家独特の驕りを身に付けたんだと思います。
- こんなに知識のある僕に、わからないなんて。
- この僕が、何日もかけて解明できないなんて。
そこから来る悔しさと焦りが、どんどん自分の首を絞めていきます。
終盤、テントモンから最終手段である「リブート」の話を聞かされることに。
「リブート」リブート(reboot) または再起動とは、フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語。 シリーズにとって核となる要素とコンセプトを整理することで、あらゆる「不可欠でない要素」を取り除く事を可能にし、シリーズをやり直す手法である。
wikipediaより
要するに、デジタルワールドを「再起動(≒初期化)」することで、「感染」を排除する手法です。
これによって、感染デジモンや、それに付随するエラーを修正できるという話ですが、多少の問題もあります。
デジタルワールドが初期化されるため、デジモンたちもパートナーとの記憶をなくすということです。
この最終手段を得たデジモンたちが議論し、苦悩し、パートナーに思い出作りをせがむシーンも泣きそうになるんですが、この話を聞いた光子郎は違います。
「そういう手段があるなら、対策が打てます」
何も聞かずに、光子郎を信じるテントモン。だって、光子郎は興味あるIT分野では、専門家だもの。
結局、このリブートは実行され、光子郎の打った対策はあと一歩及ばず、デジモンたちはパートナーのことを忘れてしまいます。
ここでタケルは、パタモンが普通の状態で自分の下へ帰ってきてくれなかったことで、トラウマの克服に失敗します。
しかし、自分の驕りを捨て、現状出来ることと出来ないことを理解し、チャレンジする姿勢を得た光子郎は、タケルに厳しい一言を放ちます。
「だから何もせず、忘れる? 何ができなかったじゃない。何をするかだよ」
別れ際に、テントモンが光子郎に言った、「知らないってことは、知れるっちゅーことですわ。楽しんで知っていっておくんなはれ」を、光子郎は信じてる。
コミュ障で感情の起伏が小さくて、あまり人づきあいがうまくなくて空気の読めない光子郎が、自分にできることを突き詰めて、周りを動かそうとする姿は、圧巻です。
一生懸命大人びようとしていた光子郎が、諦めずに悪あがきしようとすることもまた、「大人になる」ってことなのかもしれないですね。
次の物語がひたすら楽しみになる第3章
正直言うと、私は結構2章を見た後に、「もうtri.はいいかな……」と思ってました。
ストーリーもちょっとわかりづらかったところもあるから、「2回以上観ないとわからない物語ってどうなんだ」「私は過去の無印への愛情で、フィルターを通してtri.を好きになろうとしているだけじゃないか?」って思ってました。
映画なのに静止画は多いし、作画崩壊は酷いし、演出はダサいし、「これに金出させるつもりか? ファンなら何でも金出すと思うなよ。ファンだからこそ、悪い物には金出さないぞ」と思ってる節もありました。
でもな、3章見て良かったよ。
1章から3章までの中で、最高の出来だよ。
バトルシーンカッコイイし、カメラワーク(演出)素敵だし、みんなの苦悩や成長や大人になることへの葛藤や無印の冒険の経験が、これでもかってくらい盛り込まれてるよ。
くそ、こんなもの作ってくれてありがとうございます。号泣しました。
今年の8/1も空からデジヴァイスは降ってこなかったし、一度もデジタルワールドに行けないまま大人になっちゃったけど、あの日あの時からの延長戦上で私たちと同じように悩んで苦しんで笑って泣いて成長していったはずのみんなの戦いが見れて、大人になって良かったって思うよ。
ラストでは遂に、無印メンバーが懐かしいあの場所へ。
あの頃と違って事前準備もして乗り込んだみたいですが、制服でデジタルワールドに乗り込んでどうすんだ!(笑)
でも、またきっと次もあの頃の地続きであの頃とは一味違うみんなを見せてくれるんだろうなって楽しみです。
姫川マキは相変わらず怪しさ満点、デジモンカイザーは賢ちゃんじゃなかった、02メンバーの安否は相変わらず不明、と、不安要素もいっぱいです。
でも、過去と自分を形作るすべてに「再会」して、全員足並みそろえて戦う「決意」をし、弱さと問題と罪を「告白」したみんななら、乗り越えていってくれるはず。
締めは02で散々聴きなれた、あの声で。
「デジタルゲート、オープン! 選ばれし子どもたち、出動!」
視聴しながら書きつけたメモ
- 冒頭から「和田光司さんと水谷優子さんに捧ぐ」で号泣
- 飛行機のシステムに異常が出るのはデジモンお約束
- あんなにミミちゃんに冷めた反応してたクラスの女子の手の平クルー具合がリアルすぎて辛い…女子高生きつい…
- 空ちゃんとミミちゃんがめいちゃん抱きしめてあげてくれるのほんと嬉しい……2人も昔、そうやってみんなに支えてもらったもんね
- デジモンカイザーのこと思い出して02メンバーに連絡入れるタケルとヒカリ。ようやく02メンバーのこと思い出してくれましたか……何故第一章段階で誰にも連絡取らなかったのか
- 賢ちゃんの件で不安がるヒカリに、「大丈夫だよ、絶対」ってタケルが言うの、重いなあ……!
- 背中叩かれてタケルの男の子としての成長感じるヒカリちゃん……! 青春~!
- ヤマト「みんなしばらくそこから出るなよ」アグモン「出ないからぁ!」パタモン「せんべぇ~!」せんべい欲しがるパタモン天使かな???
- デジモンの中に広がる感染の原因を突き止めようと、感染していたメイクーモンのパートナーであるめいちゃんに尋問する光子郎。その尋問の遠慮の無さに激怒するミミ。「警察の取り調べじゃないんだから!」「少しでも情報が必要なんです!」「デリカシーなさすぎって言ってんの! めいめいの気持ちもわかってよ!」「そんなつまらないことにこだわってる時間は無いんです!」「つまらないぃ?! はあ?!」ケンカの内容がほんとに大人びててきててやばい……
- 昔はさ、ミミが「疲れたもう嫌だ帰りたい! 私の気持ちもわかって!」って泣いちゃって、光子郎があわあわするようなケンカだったんですよ……。それが、もう両者一歩も譲らずに、お互いの主張をするようになってさ……ああ、大きくなるってこういうことだよなあ……
- 空ちゃんが「やめなさい、2人とも!」って叱れるようになったのは、母親役の何たるかをあの冒険で学んだからだと思う……
- このケンカに驚いて慌ててる丈、呆然としてる太一、黙って見てるヤマト、心配してモニターに詰めかけてるデジモンたち、の反応の違い超可愛い……
- ヤマトは小さい頃に多分両親のこういうケンカ嫌ってほど見て、幼いタケルを守ろうとしてた立場だから、多分慌ても止めもしないんだろうなって……
- 「私のせいです、ごめんなさい……」って泣くめいちゃんを見て、「誰もあんたが悪いなんて言ってないから、メイクーモンに感染の兆候があったかどうか教えてくれよ」って思う私は、大人になってしまってるんだろうなって少し寂しくなりました
- 解散してみんなを見送って、その場に留まって作戦会議?情報共有?始める太一とヤマト、リーダーとサブリーダー感出てて最高過ぎるよ~!!
- 「真なる力を求めるには 暗黒を知り 越えていけ」←究極進化の条件
- みんなより先に、みんなのレベルから超越した究極進化をした太一大先輩とヤマト大先輩の反応「え、これ、どういう意味???」「いや、よくわかんねぇけど……」
- こいつら、心の葛藤とか、精神的な成長というよりは、「追い詰められて、自分たちがその役割を求められたから」で究極進化しちゃった子たちなので、理屈的なところは全然理解してないんだろうな……。役割を与えられたり、他者からの期待に応えるためにがんばれるタイプだから、自分のために努力してどうこう、を詳しくやってないしできないのではないか? それがtri.で太一がぶつかってる壁だとは思うけど。
- ヤマト「簡単に究極進化できる奴が増えれば、オメガモン(太一とヤマト、アグモンとガブモンが一緒に発動するやつ)に頼る必要もなくなる。……おまえも、楽になるんじゃね」デレ頂きましたああああああああああああ
- 第一章の太一の戦うことへの迷いって、ヤマトに恐ろしくきついものを投げかけてるからね……メイクーモンの感染とか、デジモンカイザーの出現とか、情報局の謎の動きとか、課題や問題は数あれど、ヤマト的には太一が一緒に戦ってくれさえすれば、それらは平気で乗り越えられる問題なんですよ。だからこそ、他のどの問題よりも、太一が迷って悩んでる姿が一番問題なんですよ……
- びっくりして反応できない太一に、照れを振り切って歩き去るヤマト……尊い……
- ?!?!?!姫川マキがめいちゃんの知り合いっていうのはわかってたけど、めいちゃんのお父さん、情報局側の人間だったの?!?!?!
- 姫川マキ「このままじゃ前の二の舞」”前”?
- ヤマトが単独で情報局に接触!!!!「あんま余裕ある状況じゃないんで、できるだけ情報が欲しいんです」
- ヤマト、ヘルメット抱えてるんだけど……高校二年生ってことは、もしかして原付免許取ってるの……?!
- ヤマト……敵か味方か微妙な相手のところに単独で乗り込んで、頭下げて(実際は下げてないけど)一歩も退かずに協力をお願いできるほど、冷静になったのか……大人になったね……
- ヤマトおおおおおおおおおお乗り込むのはいいけど、そういうのは危機意識の高い光子郎とかと一緒にやってえええええええええええええええ(頭抱える)
- あのね、太一がリーダーたるゆえんって、みんなの性質を把握して、適材適所ができるからなんですよ……。いや、昔はそんなに、自発的に分かれて行動とか、采配決めてどうこうっての無かったけど、太一が光子郎と仲良いのって、多分自分に無い情報戦とか危機管理ができる役回りだからなんですよ。対してヤマトって、どっちかっていうと信用してない相手には一線引いてる癖に、近づけた人に対してはすごい無防備なんですよ。最初に一線引いてるから、慎重派の丈と仲良いところもあると思う。だからさ、ヤマトってさ、人から聞いた情報に関しては真偽を疑うのに、自分が手に入れた情報に対してはすごい無条件に信じ込む節あるよね……。もうほんと……ほんと……頼むぜヤマト……何故姫川マキの言葉を額面通りに受け取るのか。
- 太一か光子郎、もしくは慎重派の丈がいてくれたら、「02メンバーの安否は確認してる」っていう姫川マキの言葉に、「安否確認した結果、現在は安全な状態にあるのか」「連絡がつかないが、情報局で保護しているのか」とかって疑ってかかってくれたろうに……ヤマト……ヤマト……お姉さんびっくりだよ……小学生の時の尖ったナイフ感どっかに捨てた代わりに、ちょっと無防備すぎるんじゃないかね……
- 西島先生は優しすぎるんだよなあ……。だから姫川マキが、信頼はしてるけど信用はできないんだよなあ……。
- めっちゃオタクっぽいこと言うけど、三章のtri.、カメラワークが神がかってるんだけど……。太一視点でヤマトの差し出したケータイ見るとか、望月教授視点で不安そうなめいちゃん見下ろすとか、うますぎやしませんか……状況描写と心情描写が一体になってる……見てて気持ちいい……!
- 空ちゃんがめいちゃんのお見舞い兼ねて様子見に来て、「太一は昔、アグモンを暗黒進化させちゃったことがあって。でも今、アグモン元気でしょ。私たちパートナーは特別だから。何があったってつながってるよ」「泣いていいんだよ。私、そのために来たんだから」って言うの、最高に空ちゃん過ぎて泣いた……。
- 空ちゃんは昔の冒険で、聖女たろうとしてたんですよ。厳しい母親が嫌いで、デニム履いてわざと男っぽく振る舞ったり、逆に何でも許せる女神のような母親像になろうとしてた節があって。でも、あの冒険で、全部受け止めて全部許して全部1人で飲み込むだけが、良い子、良い母親像じゃないって理解した。叱るのも、「何で私が悩まなきゃいけないの?!」って愚痴るのも、甘えさせてあげて次に励まして背中押してあげるのも、自分の持ってる愛情だってわかった。めいちゃん抱きしめてる空ちゃんの顔最高に女子高生で、最高にお母さんで、めいちゃんと違う意味で号泣した……
- 調子に乗る丈最高
- テントモンに忠告されても聞かない光子郎君、昔の二の舞になってて怖いな……
- えっ!!!!!!!丈がタケルのこと「タケル」って呼んでる!!!!!!!!
- だめだああああああああああああああああきついよおおおおおおおおおおおおおおおおお
- もう……嫌だ……何でパタモンから感染するんだ……
- パタモン感染して危ないのに、誰にも相談せずに隠すことを選ぶタケル
- 仕方ないんですよ、タケルって選ばれし子どもたちの中でも数少ない、「パートナーを失ったことがある子」なんですよ……。賢ちゃんとは立場が違ったので、多分その辺理解はできるけど分かち合いたくないと思ってるはずですけど、そこは置いておいて。一度パタモンを失ったことがあるタケルは、パタモンをまた失うかもしれない恐怖には、どう足掻いても勝てないんですよ。パタモンに無理させて、大丈夫だった経験が無いから。だからどこまでいっても、「パタモンを失うかもしれない(死ぬ、自分の手を離れる、それに準ずること)」可能性は、考えたくないし見なかったふりをしないと、自分が駄目になっちゃうんですよ……。
- あああああああああああああああもういやだあああああああああああああああああああああ
- タケルが見なかったふりをしようとしてる、その異変を全部察知して、「タケルと一緒がいい!」って叫ぶパタモンでもう涙腺崩壊した……駄目だった……
- 丈から見たら、単にパタモンとタケルが仲良しで、パタモンがワガママ言い出したように見えるシーンなんだけど、パタモンの「タケルの意志を汲んで、一緒にいて安心させてあげようとする」「本当に自分が感染しているなら、タケルと離れたくない」の二重の叫びが、ほんとにつらい……
- タケルの不安を見なかったふりしてあげるパタモン、切ない……
- 丈「学校の間は光子郎のところにいさせて、学校が終わったら迎えに行く」託児所か???
- 「自分のパートナーのことなんだから、異変が起きても確認しやすいかも。ちょっと一緒にいて様子を見てみよう。街中でデジモンが暴れても、すぐ一緒に対処しやすいし」とかいう言い訳は、筋が通ってるように見えるんですよね……
- 駄目だ……タケルが初めて同じ立場の人を得たかと思われためいちゃんは、何か隠してるのか知らないけど「私のせい」を繰り返してタケルを遠慮させてしまうから、またタケルには仲間ができない……。タケルとヒカリって、選ばれし子どもたちの中でも異質なんだよな……異質だから仲良いのかもしれないけど、誰にも理解してもらえないレベルが高い……
- 焦ったら「オレ」って言うタケルかわいい
- タケル「お土産とか無いぞ(笑)」パタモン「そんなんじゃないよぉ! タケルが傍にいるのが嬉しいんだもん~!」天使か????????????????????
- ここ、tri.屈指の名シーンなんですが
- 「僕が暴れ出したら、僕をやっつけて」「僕のせいでみんなが悲しむの、嫌だよ」「僕は大丈夫。タケルと会えたって思い出があるもん。怖くないよ」「タケルのことは悲しませちゃう、ごめんね……」
- このシーン、開始30分でやるか?????スタッフ頭おかしい(褒めてる)
- タケルの「パタモン……」の言い方神がかっててやばい
- パタモンの「泣かないで、タケル」に、「パタモンも泣かないでよぉ」って返した小学生のタケルと、名前を呼ぶことしかできない中学生のタケルの対比きつい
- お兄ちゃんにすら話せないタケル
- 空ちゃんのフラグ立ってるから、四章は空ちゃんかな
- アグモンまで感染してんのかよおおおおおおおおおおおおおおおお
- デジモンたちの脱走、ガブモンが誘うの……?! 何かめっちゃ意外だ……
- ヒカリちゃんが……大変なことに……
- デジモンたちが集まって個人的な話するって、めっちゃ珍しいな
- エラーが多いからリブート(初期化?)するかも、って話らしい。デジモンは色々とデジタルな用語をうまく物語に絡めてたけど、初期化が話に出たのは初めてだな……上手いな……
- 「記憶を失うのは苦しい。何より苦しいのは、過去を失った苦しみさえ、忘れてしまうことだ」テイルモンだから言える言葉だ……
- 今回はデジモンたちの苦しみも描かれるのか……嬉しいです
- 初期化されるってことは、パートナーのこと忘れちゃうかもしれないってこと。覚悟しておかなきゃいけないってこと。
- ガブモンの口下手な言葉を察して、「気分転換」ってハーモニカ吹くヤマトさんマジツンデレ……
- テイルモンが思い出作りたがる姿、ヴァンデモン編思い出したら泣くしかねーよ……
- 感染に耐えるパタモンとそれを抱きしめるタケルが、重篤な病気に冒された嫁とそれを隣で支え続ける旦那にしか見えない
- 子どもの頃の光子郎は、学ぶことに貪欲で楽しさを見出してて、「世界中の景色を一緒に見にいこう」ってテントモンに言うくらい、知らないことを知っていくことを面白がってた。けど、大人になるにつれて、専門性を突き詰めるうちに、専門家の自分がわかってないなんて、って苦しむようになってきた。大人になっていく上での、驕りがあった。そういうのを、ちゃんと指摘して気づかせてあげられるのは、テントモンだけだよ。ありがとう、テントモン。
- コミケ会場は犠牲になったのだ……(今回のバトル舞台はお台場メッセ)
- 暴走してるメイクーモンを止めようと走っていくめいちゃんを止めるヤマト「ここでおまえが怪我でもしたら、余計に悲しんで暴れるかもしれないだろ!」まだメイクーモンには、パートナーを気遣う理性が残ってるって、心から信じてるんだな……ヤマト……おまえほんと愚かなくらい真っ直ぐな奴だよ……
- テイルモン初進化だーーー!!!!!!
- エンジェウーモンの進化バンクやばすぎか????????????????
- タケルが行かせたくなくても、パタモンの戦いたい想いと、タケルのみんなを守りたい想いがエンジェモンに進化させちゃうの、きつすぎる……
- リブート(初期化)するなら、バックアップを取っておけば復旧できるから、デジモンみんなのバックアップ取ってリブート後に記憶復帰させようっていう光子郎さんの発想、マジでITすぎるやばい
- デジモンのバトル描写ほんと力入ってて、作画班のみなさんありがとう貢ぎます
- テントモンの「そんな姿でお別れしたら、みんな悲しみまっせ」がほんとだめやばすぎる……
- 誰もバックアップに入れなかった……
- 8/1に出会って、8/1に記憶すら忘れてお別れなのか
- 「オレは何もしてやれなかった。パタモンを守ってやれなかった」って嘆くタケルに、光子郎がきつい一言。「だから何もせず、忘れる? 何ができなかったじゃない。何をするかだよ」テントモンが別れ際に、「あんさんのことをどんどん知れて楽しかった。知らないっちゅーことは、どんどん知れるっちゅーことですわ。楽しんで知っていっておくんなはれ」って言ったのを、光子郎は覚えてる。
- 光子郎がデジタルワールドに行こうとしてるのを突っ撥ねた太一→からの太一の心変わりが突然すぎて、描写もほとんどなくて、急すぎるだろ~~~って思ったのに、「デジタルワールドに行きます」「帰ってこれないかもしれないリスクなんて、小学生の時に経験してた僕たちに言います?」「覚悟がある分、あの時よりマシだ」ってあっさり覚悟してる子どもたちとバックで流れる主題歌聞いたらもう全部吹っ飛んだわばかぁ
- 姫川マキほんと怪しすぎて嫌だ…………
- 黒いd3って賢ちゃんのじゃないの? 何で姫川マキが持ってくるの?
- 今回の件で光子郎の駄目なところも乗り越えたし、タケルもパタモンが消えてしまったことで(良くも悪くも)憂いが消えたから、全員紋章の力をいかんなく発揮して、デジタルゲートオープン! 選ばれし子どもたち、出動!
- 丈「僕はね、ゴマモンが消えた日から、ずっと思ってたんだ。次に会った時、あいつに笑われないようにがんばろう、って」パートナーにいつも笑われるほど馬鹿にされてた、ちょっと頼りなくて情けない丈先輩だから言える言葉だ……
- 「なっつかしいなあー!」「リブートしたといっても、デジタルワールドの構造が変わったわけではありませんからね」デジタルワールドに降り立つみんな……何故制服で来たのだwwwwwwwwwwせめて体操服とかあっただろ!
- 問題はこの子たち、戦闘手段が無いところなんだよな……
- あああああああああ笛の音聴いて、これがヒカリがテイルモンにあげたホイッスルだってわかるところに目頭が熱くなる……
- 覚悟してた光子郎が「みんなのこと教えてくれますか?」って話しかけにいくの、無印の時のコミュ障な光子郎知ってたらもうほんと泣きそうだよ……
- デジモンカイザーが賢ちゃんじゃなかったあああああああこいつどっかで見たことあるんだけど誰???????
- やっぱり姫川マキ怪しすぎるからほんと苦手……
- ここで太一が「俺たち、おまえたちに会いに来たんだ」って言ってくれれば、最高オブ最高だった……(「僕たち、君たちを待ってたんだ」の対比的に)
あと、EDテーマになってるヤマトのバンドの新曲ほんと心臓に悪いので、置いておきます。何でPVの映像ガブモンと太一しかいねーんだよ……おまえほんとわかりやすい奴だよ……