以前にビューティアドバイザーに相談する時の参考にしてねって記事を書きました。
- ブログ読んで、初めてカウンター行ってみました!
- 相談してみたら、優しい長谷部でした……!
というお声いっぱい頂いて、嬉しいです!
私自身、学生時代はBAさんにも相談する勇気もなく、雑誌を買って勉強するほどの気概もなく、適当なメイクとスキンケアをしてました。
でも、やっぱりもっと早く恥ずかしくない知識を身に付けて、楽にキレイになれてたらなあ、と思うところがあるので、そのお手伝いができてるかと思うと嬉しいです。
さて、今回はこんなご相談頂きました!
百貨店などBAさんがいるようなところでコスメを買ったことがありません。ブランドによってもナチュラル系やバッチリ系など、あると思います。
そこで、BAさんに相談するのが初心者の人に、どういうふうに相談するブランドを選んだらいいか、など、教えていただけませんか?綺麗な人ばかりで、緊張して話し掛けられないです…なお、当方ナチュラル系で似合うメイクが知りたいと思っております。
- 百貨店のカウンター群、魔窟ですよね。
- 1.行く前にサークルチェックする
- イベント行く前、支部とか公式HPで参加サークルとか買いたい本チェックするじゃん?
- 実際使ってみた写真はね、世界一美しく映るフォトショップっていうカメラで撮ってあるから、あんまり参考にしなくていいです。
- 2.主お世話係のメイクを確認する
- 一番おススメのカウンター選び方法です。
- が、カウンターに実在するBAさんたちは、フォトショでの仕上げ加工無しの原画です。
- 私の経験上、メーカーごとでメイクが全然違います。
- 3.とにかく凸して試してから、選ぶ
- というのも、メイク初心者には、ぶっちゃけメイクの違いを比較するのが難しいです。
- もしくは、今度は好きなものが多そうなカウンターに行ってみればいいんです。
- 個人的カウンター印象目安
- ■資●堂
- ■カ●ボウ
- ■コ●セー
- ■ソフィ●ナ(花●)
- ■SK●Ⅱ(マックスフ●クター)
百貨店のカウンター群、魔窟ですよね。
さながら「やりたいクエストからやっていいよ!!」って、行けるとこもできることも山ほどあるRPGみたい。
カウンターの上に、挑戦目安Lv.とか、難易度★★☆☆☆とか、ギャルメイク属性限定!とか表示されててほしい(ゲーム脳)
というわけで、今日はカウンター選びの方法をいくつか、BA目線で書いておきます。
1.行く前にサークルチェックする
イベント行く前、支部とか公式HPで参加サークルとか買いたい本チェックするじゃん?
あれと一緒で、行く百貨店に入ってるブランドを事前に軽くチェックしてみる方法です。
大体、アニメとか漫画とかって、絵柄や作風とか、宣伝バナーやPVの雰囲気とかで、自分が好きそうかどうかわかるじゃないですか。
化粧品のブランドも、広告に使われてる写真の雰囲気とか、モデルさんの顔立ちとか、パッケージとかで、第一段階の好みが分かれます。
特に広告の写真の雰囲気は、そのブランドのメイクの方向性や傾向が出てることが多いので、自分の好みに合うかどうかわかりやすいです。
薄い本も、表紙のデザインとか、タイトルロゴの雰囲気で、作風想像しやすいでしょ。
カウンターに行く前に、自分がどんなブランドの雰囲気が好きなのか、ちょっと確認しておくと気が楽ですよ!
百貨店のサイトに、階層ごとに入ってるお店を表示しているところも多いので、そこで気になったブランドのアイテムを調べておきます。
公式サイトでアイテムを見てみたり、@コスメやAmazonでクチコミを見てみたり。
- パッケージが可愛い! 使ってみたい!
- こういう仕上がりになるってクチコミが多いな、私に合ってそう
- サイトのデザイン好きだな
みたいなものをふわっと頭に入れておくといいかと思います。
女性向け雑誌を買うクセのある人とかは、普段から広告ページとか目に留めておくと良いでしょう。
実際使ってみた写真はね、世界一美しく映るフォトショップっていうカメラで撮ってあるから、あんまり参考にしなくていいです。
気になるアイテムのカウンターに行ってみて、なりたいメイクを相談すれば、長谷部がそのカウンターにあるアイテム使って色々提案してくれます。
2.主お世話係のメイクを確認する
これは実際百貨店のカウンターダンジョンを通った時に、自分に合うブランドかどうかチェックする方法です。
一番おススメのカウンター選び方法です。
上で、ブランド広告のモデル写真は某ソフト使ってるからね、って話をしました。
(先に注意書いておくけど、世の中の多くの広告写真は大なり小なりキレイに加工するものだから、別に批判じゃないです。どんなに写真と違っても月見バーガーは美味いだろ! 手製のコピー本は化粧裁ちするだろ! そういうことだ)
が、カウンターに実在するBAさんたちは、フォトショでの仕上げ加工無しの原画です。
自社製品使って、自社製品の特長を惜しげもなく発揮しながら、メイクしてます。
BAさんはそのブランドの一番私たちに近い広告塔です。
- 新発売の発色の良い口紅
- 肌悩みをカバーできるコンシーラー
- ラメのいっぱい入ったアイシャドウ
などなど、そのブランドのアイテムを肌に付けたらどうなるか、一番わかりやすいディスプレイの役割もしています。
カウンターを遠目に見てるだけだと、どのブランドのBAさんも同じような顔に見えますけど、割とこれは馬鹿にできないんですよ。
私の経験上、メーカーごとでメイクが全然違います。
結構わかりやすいのはファンデーションなんですが、私も化粧覚えたての頃はファンデでは見分けつかなかったので、ぱっと見て区別つけるならアイメイクと口紅見てください。
- ラメ満載のギラギラアイメイク
- マスカラやアイラインは濃く付けてるけど、上品な薄いアイシャドウ
- ゼリーみたいなぽってりぷるぷる口紅
- なめらかでマットな穏やかな口紅
結構、扱ってるアイテムによって仕上がりが違うので、自分がしたいメイクを叶えやすいアイテムがあるかどうかの指標になります。
スナイパーか暗殺者になったつもりで、カウンター群をゆっくり歩きながら、BAさんの顔観察してみてください。
3.とにかく凸して試してから、選ぶ
事前準備が面倒くさい人用。
もしくは、今まで本腰入れてメイク選びしたことない人向け。
こちとら見なきゃいけない秋アニメ多すぎて、化粧品の口コミチェックする暇あったら支部徘徊してるわ! な人は、いきなり適当なカウンターに凸するというのも、ひとつの手段です。
というのも、メイク初心者には、ぶっちゃけメイクの違いを比較するのが難しいです。
これは馬鹿にしてるんじゃなくて、目星技能初期値な私の経験談。
- ファンデーションの仕上がりの違いって何?
- 口紅塗ったら全部ぷるぷるになるでしょ?
って感じで、アイテムによる仕上がりの違いとか、使ってみた感触とかは、どうしても記憶・体験の経験値が無いと、他とどう違うのかを理解するのが難しいところがあります。
なので、とりあえず一回、どっかのカウンターで試してみる!
どっかのブランドで相談したり、実際に付けてもらったりすると、少しわかることがあります。
- こういうファンデだと、私の肌に合ってない
- こういう色の口紅、意外と好きかもしれない!
- ここまで濃いメイクは好みじゃないな……
自分の期待と違う仕上がりになってても、「自分がそれが好きじゃない(合わない)ことがわかる」のは、良い比較材料になります。
今度はそういうタイプは避けて、「こういうのは苦手です」とBAさんに伝えれば、違う提案をしてくれますから。
もしくは、今度は好きなものが多そうなカウンターに行ってみればいいんです。
日にもよりますけど、BAさんは1日何人もタッチアップしたりしてます。
勤続年数、所属店舗の多いBAさんほど、いっぱいお客さんに接してます。
ぶっちゃけ、一見さんは覚えてないことが多いです。
翌週に隣のブランドのカウンターに行ってても、「あれ? あの人……」とか思われることは稀なので、気にせず同じ百貨店のカウンター行ってもらっても大丈夫です。
勿論、覚えの良いBAさんとか、特徴的なやり取りをしたお客様は覚えてることもありますけど、自分たちも他社製品が好きで使ってることもあるので、遠慮しなくて大丈夫ですよ。
肌悩みとかメイクの悩みとか、「何がわからないのかわからない」状態の人は、
- ファンデーションを試したいんですけど
- 自分に合うファンデーションを探してます
のどっちかの呪文を唱えると良いです。
「良いファンデを探してる」ことをとっかかりに、「メイクに慣れてないからまずはファンデから……」とか「メイク全般色々勉強したい」とか、自分の状況を小出しにしていくのが楽です。
あと、BAは「ファンデだけ塗り直して帰すのはとっても失礼」と教育されてるので、ファンデのタッチアップになるとチークや口紅は塗る気満々ですし、何なら途中で「眉毛描くの難しくて……」とか「このアイシャドウきれいですね~気になります~」とか言われたら張り切ってフルメイクします!
というわけで、ファンデーションを相談のきっかけにすると、そのブランド風メイクがフルで完成しやすいので、このブランドのこのアイテムは好きor嫌いが体感しやすいと思います。
ついでに、肌が荒れやすいとか乾燥しやすいとか、肌質の悩みを言うと、関連したスキンケアも紹介してくれたりします。
個人的カウンター印象目安
簡単&数が少ないんですが、メーカーごとに雰囲気・傾向を書いておきます。
超個人的意見なのと、外資系メーカーは担当外なので無くて申し訳ないんですが、参考までに。
■資●堂
割と平均的なメイク。ツヤっぽいファンデーション。
アイメイク、口紅等は、プライベートでも仕事でも使える程度だけど、どっちかというとプライベート寄りな華やかさ。
上昇志向、努力家、キャリアウーマン的なBAさんが多いので、優柔不断でアイテム選びが苦手な人には「これが合う!」って断言してくれて助かるかも。
■カ●ボウ
ナチュラルメイク。どちらかというとツヤっぽいファンデーション。
アイメイク、口紅等は、おとなしめ。アイシャドウの発色が薄い。仕事使いしたい人、ナチュラルメイク好き向け。
BAさんはちょっと距離のある親戚のキレイなお姉さんタイプが多い。適度に距離を取りつつ、色々と教えてもらいたい人には向いてる。
ナチュラルメイクが良いとのことだったので、質問者さんには一番おススメかな!
■コ●セー
がっつりギャルメイク。少し薄めのファンデーション。
アイメイク、口紅等は結構ギラギラ。アイシャドウの発色が良く、ラメが強い。がっつりメイクしたい人向け。
BAさんもギャル。年配の方は関西のおばちゃんみたいな方もいる。あれもこれも勧めてくれるので、色々試したい人は嬉しいかも。
■ソフィ●ナ(花●)
割と平均的なメイク。結構マットなファンデーション。
アイメイク、口紅等は、比較的おとなしめ。カ●ボウほど薄くはないけど、資●堂ほど派手ではない。ナチュラルメイク好き向け。
BAさんマジマイペース。人当たりの良い、ほわっとした人が多いので、初心者は相談に行きやすい。
■SK●Ⅱ(マックスフ●クター)
こってりメイク。マットで厚いファンデーション。
アイメイク、口紅等もしっかりこってり。特に口紅はマット。ばっちりメイクをしたい人向け。
BAさんは桃井か●り。化粧のバッチリ感に反して、優しくて面倒見の良い姉御肌な人が多い。
ひとつのメーカーでも、ファンデーションは何種類かあったりしますし、口紅も何種類もあることがほとんどです。
カウンターに行って、「こういうメイクが好きで……」という話をすれば、それに合ったアイテムを出してきてくれたりもするので、アイテムでもBAさんの雰囲気でも何でも、ちょっとでも気になるものがあれば是非行ってみてください。
百貨店のカウンターベースで書きましたが、もうちょっと敷居の低い、ショッピングモールやドラッグストアでも、カウンターにBAさんがいるところもあります。
ガチガチに勉強してから行かなくても大丈夫です。知らないこと、わからないことをアドバイスするのが、我々BAの仕事です。
どんな主命でも、ご随意にどうぞ! カウンターでお待ちしております、主!