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スラムダンク初見がザファを観てきた感想

これはスラムダンク初見人間が映画を観てきた感想ですが、マジでスラムダンク初見なので、何がネタバレで何がネタバレじゃないのかわかっていません。映画の内容は全方位ネタバレします。自己責任で読んでください。

 

スラムダンクを通らずに生きてきたので、前提知識が皆無。

  • 「諦めたらそこで試合終了ですよ」という名言がある
  • 「バスケがしたいです…」という台詞がある(重いシーンなんだろうな…)
  • 安西先生という先生がいる
  • 主人公は桜木花道(リーゼント?)
  • るかわくんというイケメンがいる(うちはサスケみたいなポジの子じゃない?予想)

本当にマジでこの程度の知識しかない。

この状態の人間が、二時間半後「湘北最高~~~~!!!!!!!!!!!!」って泣きながら映画館から出てきたという感想文です。

 

 

 

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オタクは初見の悲鳴を聞くのが大好きなのでたまには初見の悲鳴を上げる側になるか…とマジでこの状態で行こうとしていたんですけど、ネットで私と同じ知識レベルの人が「初見でも大丈夫とか言われてたけど、わからないこと多すぎました。最低限予習必須です」って書いてたので、はい〜〜!! せめて登場キャラの名前くらいは予習しなきゃな!!! と心を入れ替えました。

そしたらフォロワーのお姉様から送られてきたカンペがこれ。

  • 7番:宮城リョータ(今回の主役)/仲村宗悟
  • 14番:三井寿/笠間淳
  • 10番:桜木花道(本編主人公)/木村昴
  • 4番:赤木剛憲(タケノリ)/三宅健太
  • 11番:流川楓/神尾晋一郎

あ、あ、あ、ありがてぇ〜〜〜!!!!!!!!オタクなので声で判別してる部分めちゃある。本当に助かる。そして背番号マジで助かるありがとうございます!!!!!

桜木花道cv.木村昴……? 不良リーゼントスポーツマンの声帯が木村昴? 最&高のやつでは……?

あとはこれにポジション調べて追加すれば、最低限の予習はできるぜ。私は10年前黒バスジャンルにいた女……えっ10年前?黒バスが??じゅ、10年前……??????????(被ダメ)

 

とりあえず学年調べてメモりました(あとで判明しますが、この下調べはミスってたので、学年すらもまともにわかってないまま観ました)

そしてポジションを調べるの忘れた。愚か。

まあでもワンチャン、スタメン発表みたいなシーンあるかもしれんし……テニミュみたいに……(?)

 

 

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以下、観てきた感想です。

原作未履修、映画も初見一回のみの鑑賞なので、基本うろ覚えです。なんか勘違いとか覚え間違いとかあったらすみません。

 

【全体の感想】

初見でも湘北最高~~~!!!!!!!!!!!!になる。なった。なっとるやろがい。

個人的にはキャラのスタンスやバックグラウンド、キャラクター性なんかは、理解深度の差はあれど、全然普通に理解できたし、特にわからないことはなかった。三井寿が何でグレて何でコートに戻ってきたのかがわからない程度(でもあれは宮城リョータがその観測者ではないor三井のグレについてこれっぽっちも興味ないから映画中で描写がないんだろうなと理解している)

黒バスで学んだ程度のバスケ知識があったので、ファウルが出たり点差が開いたりファインプレーがあったりする度に一喜一憂して、試合中ずっと感情揺さぶられっぱなしだった。でも、(漫画の第一話のアニメ化とかではないので)今のプレーのどこがよかったのか悪かったのかほとんど解説がないから、バスケ知識がない初見には厳しいかもしれない。

宮城リョータ君がPGなのがわかった時点で、神龍寺ナーガ戦が頭をよぎった。「天才肌ではない司令塔ポジがメインの試合」とかもう神回に決まってんだろ!!!!でも全キャラ見せ場があってめちゃくちゃよかったです。普通に一本の映画としてよかった。

過去回想も色々色々好きなところあったんですけど、バスケの試合シーンはファンタジーやアメコミの戦闘シーンと同義なので、試合シーン大好き。また3Dアニメ?なので、選手全員の動きがほぼ完ぺきにきちんと設定されていて、画面の端でフリーになろうと動く流川君やらパスカットのパの字もわかってなさそうな花道君の姿やらが細かく映り込んでるの、最高にいい描写だった……。試合シーンだけでもいいから、あと100億回観たい……。

あとOPの、鉛筆でキャラが描かれて動き出すシーン、キャラ一人追加されるごとくらいに主題歌も楽器がひとつずつ増えていって、ティップオフ!って感じで始まるの、テンション爆上げでした。

 

あとこれは作品を比べてどうとか、どちらの作品が優れているとかではなく、純粋に黒バスという同じスポーツを題材にしながら違う物語を描いてる作品と対比しながら見れたの面白かったです。

選手の特技や特性みたいなもののフォーカスの仕方とか、アプローチが違うんだな〜という楽しみ方もしたというか。

赤木先輩がゴール直下でボール確保して、シュートができない…!ってなったとき、青峰っちなら得点できたのに〜〜〜!!血涙(この血涙は、湘北に得点してほしいというニュアンスの血涙です)って気持ちでいっぱいだったし、多分黒バスはだいぶファンタジーに振ってる落とし込み方をしたバスケだったんだなと思って面白かったです。

 

 

【細かいこと覚えてないので、キャラについての言及】

・桜木花道

ヒーローが好きだ。ムードメーカーが好きだ。馬鹿でもアホでもチームの士気を上げて勝利を諦めない人が好きだ。桜木花道が好きだーーーー!!!!!!

序盤マジで全然パスカットもリバウンドもしようとしないので、こ、こいつマジのド素人だ……!というのが、画面の端に映ってるだけでわかる動きでよかった。自称天才様は伊達じゃねえわ。

ジャンプが高い(速い)、滞空時間が長い、ボールに食らいつく執念が凄い、とゴリッゴリのPFで、たまんね~~~~プレーが多くて、何度も頭の中でたまんね~~~~と叫びながら見ていました。いやマジでリバウンド取れるようになってからの覚醒がたまんねーな!!!!

多分バスケで大事な能力っていうのが、ある程度決まって挙がるものがあるんだと思うんですけど、花道君の得意なことが完全に火神大我でやったところだったので、ミリしらでも凄さがわかった。花道君対策が「跳ばさないこと」なのも、あああ〜〜〜!!!!!となって、心の中でめちゃくちゃ盛り上がった。

先輩たちに敬語も使わない&流川君をライバル視してるからフリーになってる流川君にパス出さない&スポーツマン的にはアウト寄りの行動が多いと、まあ見てて恐ろしい子でしたが、ヒロインちゃんの言う通り「母親になった気分」で見守り続けました……。根はいいこだから……。cv.木村昴マジでありがとう。

背中痛めた後、もうめちゃくちゃ心配だった。マジで心配だった。スポーツ漫画で「怪我」は、リハビリしたら元通りのプレーできる程度なのか、日常生活に支障がない程度なのか、本人の夢やメンタルにどれくらい響くものなのか、作品によってシビアに線引きが違うところなので、も~~~マジでちゃんと療養してくれ……。でも流川君に発破かけられて起き上がる花道君の構図、全オタクが大好きなやつなのでマジでありがとうの気持ち。

自称天才様ですが、相手選手が「負けを知らないからパスは出さない(シュートに備えて二人ガードにつけば防げる)」とか、速攻に備えて一人すぐに走り始めてるとか、マジで頭の回転も判断も早い。そりゃ教えたことすぐ吸収してポテンシャルの高さでいいプレーしてくれる花道君のこと、安西先生が可愛がる気持ちわかるわ……。

あと、リーゼントのときのビジュアルがめっっっっっちゃ好みなのでリーゼントに戻ってほしいんですけど、可愛い女の子に釣られてバスケ始めて本気になるまっすぐさを愛しているので、一生坊主でいてくれ……という二律背反が私の中で殴り合ってる。

怪我……ちゃんと治してね……キセリョみたいに怪我でベンチに引っ込んで悔し泣き敗退エンドにならなくてよかったです……。

あと、タイトルにもある「スラムダンク」ってダンクシュートの一種で花道君のキメ技なんだ!!!!!!!!!!!!!ということが映画内で知れてよかった!!めちゃくちゃかっこよかったよ!!!

 

・流川君

おまえ1年の天才SFかよ〜〜〜〜〜〜やっぱスラムダンクのうちはサスケじゃん! いやジャンプ年表的には、うちはサスケがNARUTOの流川君なんですけど。

主人公が勝手にライバル視してなんやかんや突っかかるけど全然相手にせず小馬鹿にするクールキャラ。かっこよくばかすか得点取りまくるので桜木花道が対抗してシュート決めまくろうとして部長に怒られておまえとはポジションが違うんだからって説教されるんでしょ。第二話くらいで見ました(妄言)

天才1年みたいな話が出てたのに、序盤全然活躍なくておとなしくしてるから、あれ……?と思ってたんですが、ゴリゴリにマークつかれてるし、マッチアップ相手がすごいドライブ持ってる話とか、中盤くらいに山王のPGは日本一みたいな話も出てたし、そりゃまあそうなる。

中盤くらいでパス出さねえツンデレ唯我独尊マンであることが判明し、み、緑間真太郎~~~!!!!となった。俺が10人いりゃドリームチームな金剛阿含タイプかよ~~~!!!でも相手に敵わないと見たら、試合中でも柔軟にパス出す判断ができるし、最後の最後には嫌い合ってる花道君にパスを出したので、緑間より阿含より偉い。偉すぎ。あと、先輩に敬語を使えるので、桜木花道より偉い。

後半宮城君が各人に指示だししてるとき、とにかくボール運べみたいな(シュート狙えみたいな?)指示されてたので、やっぱ天才SFとして信頼されてるんだ……よかった……誤解されやすいタイプだけどまあそれなりに上手くやってんのか……と安心した(何目線?)

絶対本編だとどっかで花道君と「怪我はねーかよびびり君」構図があるんでしょ? オタクそういうの詳しいんだから。

告白します。リアタイ全盛期にスラダンハマってたら、絶対に流川君と花道君のCPで腐ってました。

あとヒュンケルやラーハルトやうちはサスケを心底カッコイイと思ってるタイプの女児だったので、リアタイで見てたら絶対流川君単体で惚れこんでたと思う。

 

・宮城リョータ

こんなん全オタク好きだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2023年、TLで「宮城リョータ」の文字列見ない日がない理由がわかりました。宮城リョータが嫌いなオタク、いる? いねーよなぁ!

でもなんか、一番今回の映画で掘り下げられてたので、一番この人の人となりがわかってるはずなんですけど、私なんかが下手なこと言うのは違うかなってなる……ので、宮城リョータのここ好きポイント挙げていきます。

お母さんに手紙書こうとして、一度「誕生日がくる度に生き残ったのが自分でごめんって思う」みたいなこと書きかけて、確かにそういう感情が少なからずあるんだろうけど、そういう言語化の仕方をすると言葉が強すぎるし、文字に残ると絶対にお母さんは気に病むだろうし……と思ってそれをごみ箱へ捨て、「兄ちゃんが立とうとしてた場所に立ってきます」って言い換えるの、本当に本当に頭がいいし優しいし自分の感情をないがしろにしてるわけでもないのが読み解けるので、あの手紙を丸めて捨てるシーンとんでもなく好きだよ……愛。

あとこれは全然掛け算とかじゃないんですけど、赤木先輩のこと「旦那」って呼ぶのと、三井君が腕上がんねーって言ってんのに「ボール回すから」って言ってんの、たまらんくないですか??????? あとなんやかんや一年生ズのこと気にかけて声かけてあげてたりするの、最高~~~~に先輩PGって感じでたまんね~~~~~~~~~~。ハイタッチしてすぐそっぽ向いた流川君と花道君を抱きしめにきてくれた姿、超超好き。

PGとしてはマジで気持ちいいプレーが多すぎて、最高だった。ノールック背面パスで相手の裏かくの、オタクみんな好きなやつだから!あと、ダブルチーム(プレス?)の間を華麗なドライブで抜いたのも、くうう~~~!ってなったし、あそこで爆音で主題歌?(ED曲?)流れるの、たまらね~~~~~天才の演出~~~~ってなった。

本人は心臓バクバクって言ってるけど、自分もみんなも落ち着かせるために余裕ぶったドリブルしてんの、お兄ちゃんの遺産……って泣いちゃった。

山王を下して、お兄ちゃん含む家族関係の禊を終えたリョータ君、これからはもっともっと自分のためにバスケしてくれよな。

あと、冒頭お兄ちゃんと1on1の練習してるところで、cv.しゅごんな理由を理解しました。ありがとう……本当にありがとう。

 

・三井寿

おもしれー男すぎた。

多分きっと本編では三井君の想いとかスタンスとかもっとちゃんと主人公の花道君から見た姿があるんだと思うんですけど、ザファしか見てない私=宮城リョータ視点の三井君、おもしれー男すぎたんですよ。えっ何こいつ? おもしれー……。

何度でもいうけどこれ宮城リョータ視点だと思うんですけど、引っ越して家族関係ぐしゃぐしゃで一人で街中のコートでバスケしてたときの宮城リョータに、兄とみまごう輝きを背負って現れた三井君、マジで天の遣いか何かか?と思うほど眩しくて直視できねー存在だったのに、再会した三井君「その歪んだ眉毛が気に入らねーんだよ!」とかいう面白難癖つけてくる狂犬になってたの笑っちゃったごめん。どうしてこうなった。原作を読め。

しかも花道君の舎弟?不良仲間?が三井君の不良仲間のこと「敵対勢力」って言ってたから、本編で三井君、花道君にもケンカ吹っかけてるんじゃない? えっ湘北バスケ部員全員一人ずつあの屋上に呼び出してる感じ?? あのストバスで宮城リョータを気にかけてくれたキラキラした三井君どこいっちゃったの??? 笑う。

映画ではグレた経緯も更生した経緯も宮城リョータが観測してないから、余計面白すぎる。湘北の狂犬三井寿、どの面下げてコートに戻ってきたんだ……?今春最も気になりすぎる男。

あっひょっとして、有名な「バスケがしたいです…」の台詞、おまえが元ネタなのか!?!?(名推理)(さすがにそれはないか……)

なんかぼこぼこにけなしたみたいになってますけど、私多分スラダンの中で一番こいつ好きになる自信ある。限界を超えて跳ぶ諦めの悪い男、ドドドドド性癖なので……。

もう腕上がんねーっつってんのに、PGにパスがんがん回されるわ、一年坊主にまで「そんなタマじゃないすよね?」とかパス回されて期待に応えまくる男、最ッッッッ高~~~~~~~~~~~~~~~~だったな……。

三井君のスリー、全部バックボードにもゴールリングにも当たらずに、ネットの擦れる「シュッ…」って音だけだったの、んんんんんいいいい~~~~~美しいよおおお~~~~~~~~~~~~~ってずっと胸中で奇声が上げてました。最高のSGじゃん……。

膝のサポーター、もしかして膝壊したことある人ですかね……三井寿の人生を追うために原作買うしかない……。

 

・赤木先輩

どんなに周りに理解されなくてもただひたすらに貪欲に勝利を目指して自他ともに厳しくある男は最高だって古事記にも書いてある。

もう何を置いても彼の素晴らしいところは、他者の声に耳を傾けて素直に受け取れる姿勢ですよ。普通の人間にはなかなか難しいし、思春期男子には超ハードルが高いことのはずなんですけど、彼はそれを軽々やってのける。マジで偉い。人間として偉い。

あのバカでアホでスポーツマンシップとはちょっとかけ離れててともすればチーム全員の選手人生を潰すかもしれない危うい行動を取る花道君の扱いに頭を痛めてるのはありありわかるのに、それでも彼が「あいつは負けたことねえからパス出さねーぞ」と言えば、受け入れて一緒にシュートを防ぐために飛んでくれるの、本当にイイ。

宮城君の技巧派プレースタイルを注意もしたけど、「あのパスの方が早い」と言われれば、それをパス回しの上手い人間の意見だとして受け止めて、自分がそれに追いつくためにはチームが彼のパスを生かせるためにはどうすればいいかをきっと考え続けてきたんでしょうし、だからこそ、先輩に宮城君が「どうせ脱落する問題児」とレッテルを貼られそうになったときに、「宮城はパスができます」ときちんと言葉にできたんだろうというのがめちゃくちゃ伝わってきて、あのシーンうっかり泣いちゃったよ。

そんな真面目にずっとバスケに真摯にやってきた人が、倒れたときに無意識に折れそうになってた心に、「このまま倒れてても誰も文句言わないよ」と悪魔が囁きかけるのは本当に辛かったし、でもだからこそ悪魔を叩き潰して立ち上がるその誇り高い姿に私たちはまた勇気をもらうんだよな~~~~~~~~他の誰が悪魔に負けたことに文句言わなくたって!!誰あろう己がその敗北を許せないのだ!!そういう男ですよ赤木先輩は!!!!!!

センターがキャプテンやってるタイプのチームは安定感がある!!!!プレー力強くて全方位好き!!!!!!!!!!!フリースロー全部決めたの偉すぎるよ~~~~~~~~~~!!!!!!!!相手センターに競り勝ててよかった……。

あと、めちゃくちゃ真面目で恐らくほぼ嘘もつかないタイプだからだと思うんですけど、「おまえらのことは好きじゃないが、ありがとう」って言うシーン、作中一番ぎゃああああああああああああああああってなりました。オタクはそういうのに弱いので本当にやめてください。

 

 

【最後あたり】

スポーツもので、「もう時間がない! 追い上げられるか!?」はやっぱり定番だと思うので、やはりそうなってめちゃくちゃはらはらしました。

原作知らないので、普通に山王に負ける展開もあり得ると思っており、花道君が怪我したまま負けたらどうしよう~~キセリョみたいな敗退の仕方して終わるの全然あり得るよ絶対泣いちゃうよやだよ~~~このメンバーで勝ってほしいよ~~~~赤木先輩卒業して新一年生入ってきて山王とリベンジマッチに持ち越しになったらどうしよう~~~と思いながら見ていました。

が、どっかのタイミングで、相手にゴール決められた後に花道君が一人速攻で上がっていて、赤木さんのロングパスに備えていたの、えらい~~~~~~~!!!!!!!!状況把握が早くて頭の回転が早いおまえなら絶対上がってると思ってたよ~~~~~!!!!!!!!!!と拍手喝采しました。最高。今試合の私的MVPこれ。

挙句になんか、パス出さないことで有名な流川君がパスを出し、「左手は添えるだけ」でシュート練をしてきた花道君が決めた一投で勝ちが決まったの、心の中で悲鳴を上げました。

ここまで長らく、3年生が守り抜いてきたもの(眼鏡君も好きだ……)、2年生が積み上げてきたもので試合の流れを描いておいて、ラストが1年生の二枚看板の成長で締めるって、どんだけ美しい試合描写なんだ!?!?!?!?!?!?!?湘北最高!!!!!!!!!!!

 

初見なのでちょっと最後まで山王のキャラの判別がつかないまま&お名前覚えられないまま終わってしまったんですが、山王の子が「高校でやれることはやり尽くした」「他に自分がしてない経験があったらそれください」ってお参りしてたのに対して、「敗北」を経験させてくれる神様、厳しすぎるよ……号泣。

試合中に花道君が「あいつ自分が負けたことないから、絶対パス出さねーぞ」と指摘していたのが効きすぎてる……。ううっ。

 

あと、個人的には宮城リョータがNBA(?)に行ってるの意外過ぎるんですけど!?

なんか、失礼かもだけど、天才ではなく努力の秀才だと思ってたので、NBA……マジで……? という気持ちでいっぱいだった。湘北からNBA行くのは流川君くらいかなと思ってた。

でも、宮城リョータが走りこんでくるドリブル音に合わせて、ED曲のドラムが同じリズムで入ってきてエンドロール……の美しさったらなかったな。映画館じゃなかったら、悲鳴上げてました。あの演出考えた人にお給料いっぱいあげてください。

 

【総評】

湘北、スタメンの3/5が不良(宮城リョータは半グレなので、2.5ともいえる)なの治安悪すぎ。最高。

お互い別に全然好きじゃないし、どいつもこいつも自分のために勝とうとしてることが結果的にチームとしての連帯感を生んでるのが、めちゃくちゃよかったな……。

終盤、花道君の怪我のことわかってても、花道君が相手のシュート弾いて倒れこみながら作ったチャンスで、宮城君が「行くぞ流川!」って流川君と二人で花道君捨て置いてカウンターに転じたの最高に痺れました。これが湘北のチームワークってわけ……。

支部で湘北を漁るオタクになります。

 

【蛇足】

最後になりましたが、この映画を映画館で観てよかったなと思ったことのひとつは、同じ回に鑑賞していた恐らく原作リアタイ世代であろう4~50代の男性たちが、洟をすすり、涙を拭いながらエンドロール後に席を立つのを目撃できたことです。

オタクが好きなものに感極まってる姿を見るのは、健康にいい。

対戦ありがとうございました。

【余談】

この感想書き終わった後に支部を徘徊してたら三井君が三年生だと知って、え!?!?!?!?!?宮城リョータと同い年の二年生だと思ってた!!!!!!!!!!!!!!!!!!って今驚いてるところです。

おまえ後輩に目つけて屋上に呼びつけて一対多数で痛み分けだったんかよ……だ、ダサ……おもしれー男……。

あと、前半戦でものすごい消耗してたから、やっぱ上手いSGだからすごい張り付かれてたんかな……スリーは集中力もいるだろうしな……膝にサポーターしてるから多分膝も壊してるか庇ってるかしてるし……と思ってたのに、あらゆるところで「三井はスタミナがない」という話を聞いて、えっおまえヤンキーやってた間のブランクで体力落ちて貧弱になったからフル出場はきついってことなの!?!?!?!って爆笑してしまった。

ますます好きになっちまったよ……三井寿……。

 

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